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周期性好中球減少症とは?障害年金の対象になる?
周期性好中球減少症とは
周期性好中球減少症は、約3週間ごとに好中球(白血球の一種)が異常に減少し、感染症にかかりやすくなる遺伝性疾患です。
この病気により、以下のような症状が出ることがあります。
✅ 周期的な発熱、口内炎、喉の痛み
✅ 細菌感染症にかかりやすく、重症化しやすい
✅ 疲労感や倦怠感が強く、日常生活に支障がある
✅ 重症化すると、骨髄異常や慢性白血病につながる可能性がある
症状が重く、仕事や日常生活に支障がある場合は、障害年金の対象となる可能性があります。
周期性好中球減少症で障害年金を受給するための条件
障害年金を受給するには、次の3つの条件を満たす必要があります。
① 初診日要件
周期性好中球減少症で最初に医療機関を受診した日が「初診日」となる。
初診日が国民年金または厚生年金の加入期間内であることが必要。
カルテや受診状況等証明書で初診日を証明する。
② 保険料納付要件
初診日の前々月までの直近1年間に保険料の未納がないこと
または、加入期間の3分の2以上の期間で保険料を納めていること
※ 20歳前に発症した場合は、保険料納付要件なしで障害基礎年金の対象になる。
③ 障害等級要件(身体の状態が認定基準に該当すること)
周期性好中球減少症そのものではなく、症状の重症度や合併症の有無によって障害等級が決まります。
周期性好中球減少症での障害年金等級の基準
周期性好中球減少症は、血液疾患(血液・造血器障害)として認定され、以下の基準で等級が決まります。
① 血液疾患による障害年金の等級
障害等級 | 認定基準 |
1級 | 好中球減少が著しく、常に感染症の危険があり、日常生活のほぼ全てに介助が必要 |
2級 | 好中球減少が持続し、感染症のリスクが高く、日常生活に著しい制限がある(通院治療が継続的に必要) |
3級(厚生年金のみ) | 感染症の反復があるが、労働が制限される程度(フルタイム労働が難しい) |
✅ 好中球の減少が長期にわたる場合、2級以上に認定される可能性が高い
✅ 慢性化して日常生活や就労に支障がある場合、3級に該当する可能性がある(厚生年金対象者のみ)
申請手続きの流れ
① 初診日を確認する
最初に受診した病院で「受診状況等証明書」を取得
初診日のカルテが残っていない場合は、紹介状や健康保険の診療記録を活用
② 診断書を取得する
障害年金用の診断書を主治医に作成してもらう
腎疾患、心疾患、視覚障害に関する書式があるため、該当するものを選択
③ 申請書類を準備する
年金請求書(年金事務所で取得)
病歴・就労状況等申立書(発症から現在までの経過を記載)
診断書(医師が作成したもの)
本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
④ 年金事務所で申請する
書類をそろえて、最寄りの年金事務所または市役所で提出
⑤ 審査結果を待つ
審査期間は3~6か月程度
受給が決定すると、年金が支給開始
申請時の注意点
診断書の内容が重要!
感染症の頻度や日常生活の制限が正しく記載されているか確認
特に繰り返し入院や長期治療が必要な場合は、詳細に記載してもらうことが重要
✅ 病歴・就労状況等申立書の書き方に注意
どのように日常生活や仕事が困難かを詳しく記載
✅ 等級に該当するかを確認
主治医と相談し、障害認定基準に合致しているか確認
無料相談を活用する際の注意点
✅ どこまで無料なのかを確認する
社労士の相談は初回のみ無料のことが多い
年金事務所や自治体は無料だが、手続きサポートはしてくれない
✅ 複数の窓口を活用する
年金事務所で基本情報を確認
社労士に具体的な申請方法を相談
NPOや自治体で体験談や支援制度の情報を得る
✅ 申請のタイミングに注意する
初診日から時間が立ちすぎると「遡及請求」が難しくなる
早めに相談し、手続きを進めるのがベスト
まとめ
周期性好中球減少症は、血液疾患(造血器障害)として障害年金の対象になる可能性がある。
好中球の減少が持続し、感染症のリスクが高い場合、2級以上の障害年金を受給できる可能性が高い。
初診日・保険料納付・障害等級の3つの要件を満たす必要がある。
診断書の内容が重要で、特に感染症の頻度や日常生活の制限を詳細に記載してもらう必要がある。
申請が難しい場合は、社会保険労務士に相談するとスムーズに手続きできる。
周期性好中球減少症で障害年金の申請を検討している方は、早めに専門家や年金事務所に相談しましょう!
当事務所は社会保険労務士事務所として、障害年金の無料相談と申請代行サポートを行っております。
障害年金の申請でお困りの時は是非ご相談ください。

障害年金とは

「障害年金」とは、公的な年金の1つで、病気や事故が原因で障害を負った方へ、国から年金が給付される制度です。障害者のための特別な手当と勘違いされている人もいますが、実は老齢年金と同じ公的年金です。
障害年金はきちんと保険料を納めている方の権利ですので、
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いろいろな傷病を併発している場合など、実に様々な症状があります。
自分で判断できない場合は、専門家にご相談ください。
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